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  • 2013.01.07 Monday
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2012.3.11 - Cely -

3.11

去年の同日はライフラインが断たれ、ろうそくの明かりで夜を過ごし、
全ての出来事を知ったのは電力が回復した翌日の20時であった。

秋田県湯沢市に住む僕たちも、
物資や燃料が尽きていくのを日に日に感じ取り、
自己中心的な風潮が蔓延し精神が疲弊していくという
人の尊厳が危ぶまれそうな事態を視た。

一方で、とにかく直接的な支援=隣県を救いにいく、
人道的な活動があちこちで起こっていた。

一年の時を経て、全ての人がふたたび、
自問自答を繰り返しているように思う。
いまだから何ができ、何をすべきか。




2012.3.11

僕は東京でその時を過ごしていた。
外国人との商談会のために東京出張に行っていたのだ。

僕がこれからできること。
敢えて、おおきな、おおきな目標を掲げると、
社会全体のベースアップを目指すことだと思う。

いまの日本では、もはや自分の利益の追求だけをしても、
仕方がないんじゃないか、と思う。
この国に、東北に、この街に、基本的な生活基盤がなければ意味がない。
たとえお金があっても、心に余裕のない
疲弊した自己中心的な風潮の中で生きていくことは、二度とごめんだ。

外貨を稼ぎ、他にルートをつくること。
僕は外国への足がかりをいま体力があるうちにつくるベきだと思う。
そのノウハウは仲間や同業者の団体と共有していいと思うし、
それをして、国民や国が団結し、活路を見出していかなければならない。
官民一体で臨まなければならない。

震災関連の記事は未だに深く胸に突き刺さる。
でも、もう、事を起こさなければいけない。
勇気ある企業活動が、日本の未来に繋がると信じているから。





勇気とは、恐れに抵抗すること、打ち勝つことであって、恐れがないことではない。
_マーク・トウェイン


Cely

Hellow! TOKYO! 2012! - Cely -

2012年1月。今年最初に訪れた東京。
本当に驚いたのは、日曜日の銀座の風景だった。
メインストリートの歩行者天国には、老若男女が溢れ、
様々なブランドの紙袋を手にした客で満ちている。
平和で幸せな空気が流れている。




また、個人の収穫として、これまでのことに風穴をあけるような、
プロジェクトや店舗の息吹を至る所に見つけることができた。
それは往々にして、若い者から興り、諸外国に引けを取らない。
むしろ、一歩先を行く。

「お金をかけなくてもできること」
大資本や数で押し切る旧来の手法を冷ややかに見ている。
成熟した市場だからこそ、センスやウィットで“クスっとさせる”
この感覚が大事なんだと思う。
この街には、それを既に実践する者がいる。




宿泊先の友人が、ふざけて自分の写真を撮った。
僕は最近、自分の写っている写真を残そうと思っている。
それは、家業を継いでから、「生活の記録」
というバランスを欠いていた気がするからだ。

家族や友人の大切さを見直すことができた昨年の出来事は、
「僕個人の記録」というところにも、例外なく影響を及ぼした。
仲間との写真をWebの媒体に残したい、そう素直に思う。




個人の発信が容易になった時代の変遷は、
これまでの誰の感覚より速くなった。
それでも人の心っていうものは、
そんなに早くは変わらないのだろう。

珍しく雪が舞う寒空の東京。
それでも人は街に出て、何かを求め、彷徨う。
僕たちも、そのうちの一人だった。

震災以降の東京で、内需の頼もしさを感じた。
そしてそこに、この街の、この国の潜在的な強さを想った。


Cely

Happy New Year 2012!



今年の5枚 2011 - Cely -

今年の出来事。
東日本大震災で、同じ東北で唯一死亡者が出なかった秋田県。
太平洋側の方々のことを想うと
僕の感じたショックなんてものは言うに値しないけど、
やっぱりその経験は、今年で一番大きかった。

時間の感覚もなく、ろうそくの明かりで過ごしたこと。
家族が大事なんだって思った。
そして、やさしくなろうって思った。
自分が一番、出来ていなかったことだったから。

こういうことを、残す感じも嫌なんだけど、
今でも涙が出るような出来事だから、書こうと思った。
人として、やさしくなりたい。

そして、今年の5枚。



_Within And Without / Washed Out

何と言っても彼らに始まるChill Wave旋風。
今年の夏に友人、飯塚、孝一郎と行った初めてのイヴェントを、
ずっとずっと思い出すことになるであろう、今年のベストオブベスト。




Portamento / The Drums

PVも綺麗だったし、いい意味でファーストよりファッショナブルになったと思う。
ゲイっぽい、なよっぽさも今の空気。ここ、重要!



_Civilization / Justice

Justice、やっぱり完成度高い。かつ、鉄板!
遊びに行きたくなる!




_Hurry Up, We're Dreaming / M83

Midnight Cityが突き抜けた楽曲とすると、定番がNew Mapで取りこぼさないラインナップ。
僕はこの人たちの音や映像の、もや掛かった空気感が、憧れのひとつでもある。




_PALA / FRIENDLY FIRES

いつもの壮大なスケール感と、今回は売れ線を強調したカンジ。
これも夏前によく聴いていた記憶がある。



センセーショナルな一曲が、全体を牽引したセレクトと思う。
だから、今年の出来事や思い出に紐付いていた曲たち。
並べてみると、自分にとっては“今年の5曲”とも言える。

強烈な出来事や色濃い思い出には、音楽が伴う。
客観的な出来事としては大きな哀しみ、個人的には喜怒哀楽のあった一年。
そして、信頼できる同級生の仲間ができた一年。

予測できない出来事の、掛け合わせが人生だから、
強くやさしい人間になりたいと、今年こそ、強く思った。


Cely

A one-sided opinion. _Dalian Report 1  - Cely -

旅の心は自由奔放。
だからこそ、単純な天気にさえも支配される。
開放感を感じる心の憧れは、いつだって晴れ模様のように思える。




僕たちの出発の朝は、必要以上に晴れ渡った空だった。
立体交差の首都高速が、この先の渡航先を導く道しるべにさえ見えたほどだ。
青空の中、空港への快適なドライヴは続いていく。




昨年の上海よりも目についたのは、女性的に云うと、
メイクの流行と、フェイクが流通していない民族としての美しさだろう。
ロシアの影響下にあった大連中国人女性の特質と、元来の価値観からくる美意識、
身長と頭身が進化した世代が街を行き交う時代。
欧米を意識しない中華、自信を持ったこれからのアジアを意識する。




カラフルなレザーにクロシェット。
数年前に憧れたスタイルをいとも簡単にこなす、
ニュージェネレーションとも云える昨今のスタイル。
中国の若い世代が、それを自在にこなしている。
最低気温が10℃でも、薄着のインナーにトレンチコート姿の女性が多く見受けられた。




どのメゾンでも日本語が通じなかった。
日本語=日本人の必要性が既になくなっているのかもしれない。
大連は親日で、滞在している多くの外国人が日本人であるのに。




一方、ファストファッションでは欧州が中国市場に求める物が何にせよ、
支える客層が膨大に広がっている。
Bershkaのディスプレイはティーンを狙っただけとは思えず、綺麗なつくりだった。
ただし、この国での戦略と生き残りは別問題だろう。
ZARAは中国市場と一度ケンカをしている。今後はどう打って出るのであろうか。




雑多な賑わいがアジアの良さであり、発展途上と未だに云わせる、いまの中国は、
それ自体が事実であり、表裏一体の一片。
ビッグスクーターにウーハーを積み、渋谷を爆音で走行する若者と同じ、
クラシカルなバイクにステレオを積み、メインの交差点で音をかき鳴らす十代がいる。

共産主義の中で自由を主張し、それを支える経済が伴う。
若者の群れはいつまでも引くこと無く、夜の街を彩る。
いつの時代も、ひとの辿る道は似ている。かつての日本を見るように。


Cely

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