冬晴れという言葉を絵に描いて額に入れ壁に掛けたような、
今日はとてもいい天気だ。
寝室のドアが少し開いているだけですうすうと流れこんでくるすきま風の冷たさに
年末のソワ感が増幅されて、身をよじりたい衝動にかられる。
外的・内的要因含めて、今年はとにかくざわついた一年だった。
音楽をのんびり聴いている場合ではとてもない、という時期もあった反面、
土手ランニングの習慣が身につきつつあることに伴い、ラン中のパワーソングを求めたりもした。
というわけで、今年心に残ったアルバム5枚を以下に。
■ Passive Aggressive: Singles 2002-2010 / Radio Dept
Radio headのニューアルバムも今年だったけれど、
より聴いたのはこっちのスウェーデンのRadioの方。
いわゆるベストアルバムなのであまり言うことはないが、とにかく心地良い。
2枚組なのでお得感が凄い、というオマケもあり。
■ Velociraptor! / Kasabian
4枚目ともなると、もういい加減飽きてきそうなもんだが、
Kasabianはどうしたって好きすぎて困る。
まずジャケが笑えて困る。
■ Self Help for Beginners / autoKratz
ここまでモロにNew Orderなのって、どうなのよ?
と思ってよくみたら、
実際にピーター・フックが参加してたっていう・・・。
これは良いに決まってるじゃないか。
■ Zonoscope / Cut copy
こっちは逆にNew Order風味から脱却しつつある感のCut copy。
妙なスケール感がインチキくさい気もしないでもないが、
このピコ感とヌル感の絶妙な配分が丁度良い塩梅。
■ In the Grace of Your Love / The Rapture
アルバムの1曲目のイントロを聴いた瞬間にうれしくなる、この感じ。
2ndでちょっと振りきれすぎたのが、このアルバムで丁度いい位置に戻ってきたっていう印象。
今年のアルバムで1枚だけ選べと言われたら、これを選ぶ。
最近もずっとコレばっかり聴いてる。
以上。他に、
・年末に駆け込みで入ってきてヤバかった枠:Perfume
・再生回数ダントツ1位枠:おれらのBDB
・ちゃんしー奇跡のジャケ買い枠:Puro Instinct
・がっかり枠:Housse De Racket
など、色々印象的なものがあった。
年末ということで、各局の音楽特番を観てああだこうだ言いながら、
紅白の予習を兼ねて今年流行ったJポップをおさらいするのもまた楽しい。
来年はもう少し穏やかな一年であってもいいのかな、と思う。
- nacca -