GWとその後のイヴェントで秋田ー仙台ー東京と移動しながら過ごしていた。
震災後、初の県外で、被災地と首都の感情や、その土地の空気を感じ取ることができた。
そして様々な人に会うことで、同じところを漂うばかりで、濁っている自分に気付かされた。
こんなときだから、「もっと自由に、多くを受け入れて、もっと発想しなければ」、と。
見返すと、震災後の自分の記事は、震災関連のものばかりであった。
隣県にいては震災のことしか書くことができなかった。それでいいと思った。
僕は読むことも書くことも苦手だから、思った以上のことをやると、嘘になる。
大切な人を最低限護れるように、放射線の知識を得て、フィジカルを鍛えようと思った。
そしてここに、そのままを綴った。
でも他の土地を踏み、価値観や温度の違う人に会うことで、
この場所をminovsky、naccaと三人で「今の好きなことを書く」
という当初の目的を思い出さずにはいられなかった。
僕たちは久しく逢っても、好きなものの話しかしない。
そしてそれは長く続けていくことができ、
もしかしてnaccaの息子をはじめ、後の家族が観たとしたら
すごく嬉しいことなのかもしれない。
僕が「父親の青年期の趣向を紐解くことができたらな」、と思うように。
これは狭い狭い範囲の、小さな感情のタイムカプセルになるのかもしれない。
なんて、自分で始めておいて、今更に気恥ずかしく思うのだけれど、
この際、あらためて書いておこうと思ったのだ(笑)。
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【最初の写真:左】
明るい柄物のボトムスが気になっていた。
スカーフ生地のやわらかいリラックスパンツ。
引き締まった男性的なチェーン柄と、やわらかく女性らしい花柄を買った。
このパンツは、裾が適度に絞ったゴムだから、ゆるく膝丈、くるぶし丈にもできる。
これはブランドの定番商品だから、丈をいじるのは想定していないことかもしれない。
でも僕は、今年っぽくアレンジできると思った。
そして、その姿を妄想することが本当に嬉しいことだった!
(大雪に降り込められてから洋服を買うのは、昨年秋以来、実に半年ぶりだった)
【最初の写真:右】
手書きを巧みに使った広告を目にするようになった気がする。
(PASS THE BATON、SUPER A MARKETともに震災前からあるのだが)
震災の影響であたたかみがあるものを好むせいもあるのだろう。
パリッとしたものよりも、こちらが気分。
(そして、手書きの面積の割合が秀逸。店舗も良かった、というか、やられたー!)
以下に挙げるものは好きな写真家の作品と、最近気になる音楽。
editorial, magnificent
【写真】
“いかにもガイジン”っていう、可愛らしく羨ましい絵。こういうの、撮ってみたい。
モデルの姿勢も(ポーズではないと思いたい)、光の加減も、お尻の具合も、煙草の様子も、、溜め息が出る。
【音楽】
アコースティックを取り入れる手法は数年前からだけど、出だしがとにかく気持ち良い。
2分しかないのも◎。
Cely