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  • 2013.01.07 Monday
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JUSTICE_vol.3 - Cely -





信じがたいようなことが起きて、
それが事実なのだと知ってから、
ぼくらは、なにをどうすればいいのか、
すっかりわからなくなっていました。
わかること、たしかなことを、ひとつずつ数えて、
なにができるのか、どうしたらいいのか、
それについて考えました。


1 ぼくらは「たいしたことないもの」です。

まず、前提として、
ぼくらは「たいしたことないもの」だということです。
じぶんたちの力を過信して、
あれもできるこれもしたいと言うことはしません。
「ほぼ日」ならやってくれそうだ、
と期待されていることは、ありがたいのですが、
ぼくらは「たいしたことないもの」です。
その「たいしたことないもの」でもできることを、
考えるべきだと思いました。


2 こころのことは、別にしました。

愛であるとか、尊いお気持ちであるとか、
それはそれは大切なものだと思います。
でもいまは、見えるもの、食えるもの、あたたかいもの、
いのちの助けになるもの‥‥とても具体的なものが、
必要な時期だと考えました。
愛ややさしさは、そのままご自分の胸のなかに、
大事に保管しておいてください。
大きく育てておいて、いずれ使ってください。
いま、ぼくらは具体的な力を集めます。


3 かっこいいアイディアは、ありません。

奇手奇策、胸の空くようなアイディア、
みごとな表現、さすがと言われるような方法。
そういうものは、ないです。
「実効」のあることを、とだけ考えました。

「たいしたことないもの」たちですが、
確実にできることがあったら、この臨時ページも、
少しずつ広がっていくかもしれません。
いまは、以下のような内容だけお届けしています。
読んでいただけて、被災された方々の
少しでもお役に立てたら幸いです。

2011年3月14日 糸井重里














僕が幼い頃に見た宮崎駿さんのPVやナウシカに表現した皮肉な世界観が、
もはや皮肉ではなくなってしまった。
そして恥ずかしながら、震災から一ヶ月以上たち、糸井さんの文章を知った。

目に見えない思い遣り、日本人特有の慎ましさ。
このような状況下で言葉にするのは本当に難しいが、
人に表現すること、伝えること。
実際にはこういうことなのだと思った。

そしてこの国では、多くの方がそれを巧みに実践している。
私たちはよくよく、理解をしている。僕はそう確信している。


Cely

JUSTICE_vol.2 - Cely -

町に血が流れる時

 投資界に、「町に血が流れる時は買い時」という格言がある。ロッカフェラーが言ったとか、ロスチャイルドが言ったとか。 
 よく「戦後の闇市で一財を築いた」などという表現も聞く。 
 町に血が流れる、大混乱の時には、普段できないようなお金儲けができる、ということらしい。 
 それは、僕らの今の社会の性質らしい。 

 町に血が流れる時、多くの僕らは泣き、立ちすくみ、走り出し、座り込み、呆然とする。
 心配で眠れなくなる。疲れる。誰に向けたらいいのか、怒りがこみ上げる。気持ちが混乱する。後悔する。未来がわからなくなる。居座ろうと腹をくくる。でも、怖い。 
 それは多くの僕らの、善意がこんがらがった気持ちだ。 
 けれど、町は善意だけではできていない。 
 善意に見えるものの裏に、何かがあることがある。 
 善意とは関係ない、何かが。 

 では、目にする善意を疑ってかかるのか? そんなことはできない。 
 あふれる善意は圧倒的に輝き、それは僕ら自身だ。 
 でも、その光の中で、巧みに動き回る影もある。 
 強い光の中で、影も強くなる。 

 だから、ちょっと気をつけていた方がいい。 
 いま、いきなり世の中が、違う世の中になったわけではない。 
 真実や嘘や、善意や策略や、何だかんだが入り混じった世の中だということは、いつもと変わらない。 

 例えば、家族が病気になったとする。 
 家族の一人は、ただ心配でつきっきりになるかもしれない。 
 別の一人は、俺が稼いでやるからと、一生懸命働くかもしれない。 
 別の一人は、落ち込んでいるだけかもしれない。 
 病人に言うことも、一人一人違うだろう。
 「だいじょうぶだよ」と慰める人もいれば、「まったく、だから煙草は止めろと言ったのに」と怒る人もいるだろう。 
 その家族の中に、病人を理由に、自分にとって都合のいい方向に家族内の話を進める人がいても、おかしくはない。 
 伊丹十三さんの映画「お葬式」のように、人の中に色々な思惑があるのは、緊急時も普段も、変わらない。 
 以前から別荘を欲しがっている人は、「ほら、病人を休ませるために、静かな別荘が必要でしょう?」と、話を進めようとするかもしれない。 
 以前から車を欲しがっている人は、「ほら、病人のために、車はやっぱり二台必要だよ」と、家族を説得しようとするかもしれない。
 「あたしが警告していた通りじゃない。これからはあたしの言うことを聞いて…」と、家族内での発言力を高めようとする人もいるだろう。
 そのどれもが、僕らの普段の生活の縮図だ。 
 それと同じように、社会の緊急時には、僕らの普段の社会の縮図が現れる。 

 いつも通り世の中には、善意も策略も、真実も嘘も、美しさも汚さも、混じっている。 
 その中で、僕らは生きる。 
 多くの僕らは、計算高く生きてはいない。 
 多くの僕らは、自分に都合のいいように緊急時を利用しようとは、夢にも思わない。 
 けれど、そういう人もいる。 
 いるのが普通。 
 後で幻滅しないように、そのことは思い出しておいた方がいい。 

 その上で、だ。 
 あふれる善意を信じたい。 
 誰かを、普段より強く思いたい。 
 涙をこらえて、強く抱きしめたい。 
 言葉は要らなくなり、詩人の役割はなくなる。 
 多くの人が、詩そのものになって、きらきらと生きる。きらきらと、亡くなる。 
 その詩の中に、宣伝の言葉が入ってくるのなら、「あれって宣伝だ!」と叫んだ方がいい。
 その詩の中に、政治キャンペーンの言葉が入ってくるなら、「あれってキャンペーンじゃん」と見抜いた方がいい。 

 緊急時に現れるのが社会の縮図なら、これが最後ではない緊急時を助けるには、縮図のもとになる社会をどうするかということになる。 
 縮図のもとになる社会をどうするか。 
 つまり、例えば湿疹が出た時、塗り薬を塗って治すことはできる。けれど本当は、湿疹のもとになっている、大きな原因があるのかもしれない。 
 そういう話。 
 でもそれって、緊急時にする話なのか? とも思う。
 「でも緊急時は、人が社会のことを考えるきっかけになるから、利用しないと」と言う人もいる。 
 確かに、病気をきっかけに自分の生活のあり方を考え直す人がいるように、緊急時をきっかけに社会のあり方を問いはじめる人もいる。 
 わかる。それは自然だ。 
 でも、利用って。 
 町に血が流れる時を利用するって、それ…。 
 多くの僕らには、それはできない。 
 けれど、いつも通り、判断は時と場合によって違うだろう。 

 強い光の中で、影も強くなる。 
 善意に見えるものが策略だったり、悪意に見えるものが真実だったり、賢く見えるものが阿呆で、阿呆が賢かったり。 
 でも、それは、いつもの世の中と同じ。 

 一つ、大空のように見える。 

 おおぜいの人の苦難は、おおぜいの人が助ける。 
 すぐに去る苦難ではないけれど。 
 おおぜいの人が動く。ほとんどは、美しい詩のように動く。 
 動く。回る。走る。止まる。方向を変える。 
 気をつけながら。

メキシコシティーにて、4月11日
小沢健二

*投資界の格言"The way to make money is to buy when blood is running in the streets."など











僕は詩を書くことができない。
でも、詩を書く人に憧れる。
彼の云うよう、詩そのものになることはできるのだろうか。

僕はあの日から走り続けている。
いまはそれしかできないが、
それを信じたいし、信じている。


Cely

Think Now_vol.4 - Cely -

いよいよ選挙当日です。こんなときだからこそ、民意が問われます。
個人個人の力は微力でも、きっと日本のためになることを、誰もが願っています。
(以前の記事と重複する内容もあります。私たちの生活、将来のこと。今日が復興への第一歩かもしれません。)








Cely

Think Now_vol.3 - Cely -

ついに放射性物質が海洋投棄された。
以前、Think Now_vol.2に書いた世界への賠償も確実となってしまった。
政府、東電、マスコミの利権と体制を守ろうとする構造は相変わらずである
事態を収束できないまま、海洋汚染が広がる。
海外から日本を見る目が天災に遭った同情から、無策隠蔽体質への怒りへと変化した。


また、Think Nowで書いたように、詐欺まで紛れる募金やチャリティーは
「性悪説の立場に立って判断すべき」、と云われるようになった。
赤十字のような大きな組織の云われ方も、震災当初と今では全く異なる。
立ち上げるだけでなく、やはり比較、追求する部分が欠けている。
善意で始まった運動が皮肉な結果を生むことも認識しなければならない。
必要とされるものが変化し続けている。


募金、チャリティーとは異なるが、比較サイトの良い例。



ここからは私見を述べる。

(注目すべきは「証明書の発行はいたしません」の文字。測定器の用意があるだけまだましか。)

僕は食品会社として今後どうしていくべきかを考えないといけない。
外国への企業活動は停止し、国内消費へと向くだろう。
チャリティーや復興を意識しつつ、原発の影響を考慮して仕入れやマーケットを選ぶ。

政府は数十年単位で続くであろう放射性物質の安全基準を
世界が納得するかたちでつくりあげなければならない。
安全性と風評被害を天秤にかけても
チェルノブイリやスリーマイル島付近で生産された食品を誰が買うだろうか。
現状で信頼を得ることは難しいと思われる。

日本全国に観測地点を設け、その日の線量を測定する。
これにより、生活の場と生産地の安全を確保する。
食品もロットごとに測定をし、合格したものを出荷する。

客観的で科学的な根拠を元に安全性を担保しなければ、
食の安全は信頼の元に判断せざるをえない。究極の地産地消に向くかもしれない。
さらに、企業として中長期的にエネルギー問題に取り組む必要がある。

企業体力は衰え、景気はますます悪化し失業者が増える。治安が悪化する。
死の大地ができ、原発がひとまずの沈静化を見せなければ、
移動に制限がかかるかもしれない。
これからの梅雨や台風の影響はどうでるのだろうか?

そんな沈む気持ちの中、個人は精神衛生面から新しいことを始めるといいと思う。
情報収集はもちろん、有事に備えたフィジカル面の強化であったり、
ライフラインの中で唯一生き残ったWebの活用法であったり。
復興やエネルギー問題へ個人の関わり方を考えることもいいと思う。

国難を機に、新しいわたしたちの在り方を見つけなければならない。
これから数十年、放射性物質と付き合っていかなければならないのだから。
そしてそれは紛れもない、自分たち自身の力でつくりあげていきたい。
いい加減な人たちや組織に振り回されるのは、もうたくさんだ。

最期に田中優氏の講演を紹介する。
個人でできるヨウ素対策に「適量の海藻」と「マスク」の用意。
放射性物質への知識、と、かなり分かり易い。



Cely

JUSTICE - Cely -


大震災を受け、自分に何ができるのでしょうか?
日を追うごとに正常化する生活の中で、どういった支援があるのでしょうか?
会社の取り組みは決めましたが、被災地と個人の繋がり方や在り方は、
まだまだ決めれずにおりました。

そして、僕は走ることを決めました。
nikeの主宰するnike+のCharengeの中で
1km走るごとに寄付をするというチャリティーを目にしたからです。
僕以外のwoakyメンバーが既にnike+で走るのを尻目に、
正直自分もやきもきしていました。
大雪を言い訳に行動をしない自分がいたのですが、
今では、いくらでも走って寄付しようと思っています。
(現在、このCharengeは終了しています。)

こういった活動はあまり議論されませんが、
「カッコいい」と「スタイリッシュ」という感覚は、何をやるにも大事です。
ヨコシマな発想から物事が始まり、大きくなることを爽快に思います。
ランニングウェアやシューズを選びながら、
「このワクワクする気持ちと活動が、いずれ被災地へ届くんだ。」
と思うことは、やはり爽快、痛快な気分でしかありません。

いつかの週刊誌でリリー・フランキー氏が仰っておりました。
「浮浪者がエコを気にして、はじめてのエコなのだ。
 セレブの間で流行するだけでは、本当の成功と云うことはできない。」と。
(うる覚えなのでニュアンスの正確さはご容赦ください。)

ムーヴメントに最も遠い人が素直にそう思える仕組みができて、はじめて成立なんだと。
被災者を支援したいという気持ちや、それに伴う活動は、
「カッコいい」、「スタイリッシュ」、
これらもあるからこそ、大多数を納得させる大きなムーヴメントとなるのです。
さらにそれらを通り越して浸透することが、真の活動たるものなのです。

だからこの際、包み隠さず言い切ります。
「僕は被災者を救いたい。さらには、走ってモテたい。」
同義として、
「僕はモテたくて走る。さらには、被災者を救いたい。」
こんなときだからこそ、単純で短絡的なことが強いのかもしれません。

説明せずとも成立する妙。
偽善、超個人的、しかし貢献ができる、突き抜けていく感覚。
ファッショナブルの次元を超えて、
それはどこか平等でありながら、クスッと笑える機知を富むもの。

誰よりも、誰よりも、力強く、僕はこの正義を信じています。
決して悪ふざけではなく、まっとうな正義だと思っています。


Cely


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