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- 2013.01.07 Monday
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昨日、めでたく30歳になりました。
人生60年とすると(短命の家系です)、1/2を過ごしたことになります。そんな今、何を思うかというと、自分をつくりあげてくれたこれまでの人たちのことですね。本当に感謝!
まぁ、メモリアルということで、メンドクサイ感覚のことを書きます。
自分の一生を捧ぐ仕事とは一体何か?と学生の時に考えました。仕事と言ってもそれこそ沢山あるので、五感の中の視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の中から一つを選ぼうとしました。さらにその中でもより訴える力が強いものに携わろうと思いました。
試行錯誤の結果、自分が思ったものは音楽でした。音楽がなぜ他よりも優れているかというと、瞬間に取り憑かれる感覚が他の感覚を圧倒しているからです。過去に聞いた曲であれば当時にフラッシュバックするし、映像や味覚、嗅覚と合わせても、相乗効果を一番起こしやすいものだからです。音のないホラー映画とパブロフの犬しかりのCMソングを想像すると、音楽の功罪がよく分かると思います。音は効果的に使うと人の意識に強く入り込むことができます。本当に優れた刺激(感覚)なんだと思います。
僕は今、味覚の世界にいますが、いずれ、他の世界のドアーをノックしたいと考えています。もちろん、そこにはかつての想いが乗った音楽も、です。味覚をベースにしながらも、複合的に展開できれば、僕のかつての夢を巻き込みながらも進めていける気がします。年輪を刻むように、感覚も刻んでいけたらな、なんて思います。
_teenagersintokyo
オーストラリア人がtokyoと名付けるあたり、流石です。
_聖剣伝説2 OP
'93オープニングだけで心を奪われ、スケール感といい、何もかもが秀逸でした。
Cely
新しく事を起こすことと、継続すること。どちらにも乗り越えなければいけない壁がそれぞれあります。
一概にどちらが大変とは決められませんが、僕は敢えて継続することに重きを置きます。日本人の熱しやすく冷めやすい気質を知っていれば、当然のこととも思えます。
最初は何でも勢いがあるものです。そして人目には良く映ります。しかし、地味でも長く続けていることにはそれなりの理由と意味があるのではないでしょうか。皆がもう関心を持たない地元の夏祭りなんて、悲しいことに創業者の想いは忘れられているでしょう。でも、今日まで続くほどの熱は確実にあり、それゆえ私たちの知るところとなっているのです。
かつてデザイナーの先生とお話しする機会がありまして、そこで言われた一言が胸に残っています。君は140年続くところの子だから、この先140年続くことをしなきゃ、って。その言葉を受けて今を見渡してみても、政府のデフレ宣言と昨今の使い捨ての事情、体力の無い企業が文化的側面から切っていく現実。世知辛い世の中で、長期的な目線で誰が何をしているのでしょうか。
ここ数日、来年の仕事を前倒しでやってます。新しいことをしています。希望と不安の入り混じる瞬間が無いことは無いですが、世の誰からか愛され、長く続くことを信じて過ごす毎日です。
_TWO DOOR CINEMA CLUB - I Can Talk
作業用BGM、古い音楽も聴きます。新しいこともモチロン好きですが、廃れないことってやっぱりすごいんですね。
Cely
もうすぐ30歳になります。この年になることを何ら悲観していません。むしろ、男として望んでいた部分もあるほどです。ただ、節目というのはやはり怖いもので、自身がそうでなくても、僕の周りのビジネスマンには考え方の転機が訪れています。
十代に描いた夢と今の現実の差であったり、逆に、ある程度かつての目標を達成できたからこそくる喪失感。これからの人生での目標設定やこれまでの自分の総括。答えの無い迷路の中でぐるぐる廻る、というかつての“あがき”をもう一度味わうようです。
この迷路からは抜け出せないことを既に知っていて、「悩むことがナンセンス」なんて大人な解決方法は知ってはいるんだけれど、それでも襲ってくる不安の波ってありますよね。夜な夜な考えた先に結局分かることは、ただただ、くだらなくても好きなことをやっていたいと思う気持ち。自分がいくつになっても幼い自分と何ら変わっていないことに気が付きます。社会人としての大義名分はあっても(もちろんそこに遣り甲斐を見出していますけど)、心の奥底なんてやっぱりガキンチョのときと一緒なんだね、と。身につけた器用さなんて節目に襲い来る悪魔の前では、まったく刃が立ちません。
今週末は仲間と一泊旅行に出かけます。これまでの活動のことやこれからのこと、いやいや、ただくだらないことを話すだけなのでしょうけど、知らない土地でみんなでどうなるのか、自分をポーンと放り出してみます。同世代にエールを送る気持ちで。
_Best Coast | When I'm With You
Cely